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[ 第1週: ~4/5 ]
 
 
 4月1日(火)
 4月2日(水)
 4月3日(木)
 4月4日(金)

 4月5日(土) ●入学式



4月5日(土) 入学式

新入生のみなさんにとってはスタートラインとなる、第82回須磨学園高等学校の入学式が挙行されました。いよいよ新しい生活が始まろうとしています。新入生のみなさんは、期待にむねをふくらませていることでしょう。最初は慣れないことばかりですが、不安になったらすぐ担任の先生に相談してください。まちがいなく、全力でバックアップしてくれることでしょう。さぁ、始まりです。初心を忘れず、全力で突っ走しろう!


 
いよいよ入学式。どんな気持ちでこの坂を登っているのかな? 「担任の先生どんなせんせいなんかなぁ?」


入学式次第
    開式の辞
    国歌演奏
    入学許可
    入学生代表宣誓
    理事長式辞
    学園長式辞
    祝電・祝詞披露
    校歌斉唱
    閉式の辞

    学年団紹介・学年部長挨拶
    保護者代表挨拶

入学生代表宣誓

 暖かく優しい春の息吹を感じる本日、私たち新入生489名のために、このように盛大な入学式をおこなっていただき、本当にありがとうございます。
 理事長先生、学園長先生をはじめ、多くの先生方にあたたかく迎えられ、須磨学園高等学校に入学できたことをたいへんうれしく思っています。
 これからは、常に目標を持ち続け、高校生活を充実したものにしていくという決意を忘れることなく、自分の言動に責任を持ち、先輩方が築いてこられた伝統を守っていくことをここに誓います。

2003年4月5日
須磨学園高等学校 新入生代表 吉田光祐

 
新入生宣誓。いまの気持ちを大切に! 理事長式辞


理事長式辞

最初に、来賓のみなさまに、お礼を申し上げます。
ご来賓の皆様には大変お忙しい中をご出席いただき、ありがとうございました。
今日からの三年間、この共学5期生をどうか暖かく見守り、
激励していただきますようお願い致します。

次に、保護者の皆様に、お祝いを申し上げます。
本日は誠におめでとうございます。
私たち教職員は、これから三年間、保護者の皆様と心を一つにして、
お子様のもてる力を最大限に伸ばし、次の段階へ・・・大学へ、
また社会へ、それぞれの道へ送り出したいと考えています。

どうか本校教育に対する深いご理解と暖かいご支援をお願いいたします。

新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。

わたくしが生まれた頃、今から40年以上前のことですが、
学校で勉強するということが、
人生のパスポートとしての意味をもっていました。

貧困や不自由な生活から脱出させてくれるもの
それが学歴でした。

どんな田舎のどんな人であっても、
中央にでて活躍できるポジションを得ることができる

というパスポートになっていたのが学歴でした。

ある時代まで大学にいくことができる人は、滅多にいませんでした。
滅多にいなかったので、社会は、その人を厚遇(こうぐう)しました。

しかし、1975年ぐらいになると、・・・今から30年近く前ですが、
豊かさも高学歴も日本中に行き渡りました。

そうなってくると、一生懸命頑張って勉強しても、
生活はそれほど変わらなくなってきました。

最初から一定程度豊かなので、
お勉強は貧困から脱出しようという動機も薄くなりました。

大学にいけば、とんでもなく素晴らしい世界で活躍できるという
夢はもうありません。

そうすると勉強することの意味もはっきりとしなくなってきます。
これが1980年代のこと。
みなさんが、生まれてくる少し前のことです。

それから20数年が経過していますが、
わたくしは今が再編の時期だと思っております。

政治、経済、・・・そして教育・・・学校の在り方が
また、個々人の生き方すべてが問い直され、つくりなおされている時期だと思います。

ご存知のように世界のどこかでは争いがおこり、血が流れております。

私たちを取り巻く環境や情勢は、不安も大きいですが、
見方によれば、「おもしろい」時期にさしかかっています。
みなさんは、この激動の時期に多感な青春期を過ごされます。

そして、みなさんは、「限られた時間の中で何をするか」という選択をこれからも
なさっていかれることになります。

ひとりひとりの「生」の異なった独自のありかたと、
深く共通する在り方をともに考え、実践していきましょう。

須磨学園は、みなさんが「なりたい自分になる」ための
できる限りの支援をしていくことを、ここでお約束いたしいます。

みなさんの将来に大きな希望をたくし、以上をもちまして、
式辞といたします。

2003年4月5日 学校法人須磨学園 理事長 西 泰子

 
学園長式辞 先輩達が校歌斉唱!美しい歌声が響きわたります。さすが先輩!


学園長式辞
須磨学園高等学校
入学式式辞
2003年4月5日
学園長 西和彦


今日ここに入学式を迎えられたみなさんは、
今日から三年後の卒業式の時、
卒業アルバムの写真に自分がどのように写っているでしょうか。

自分のめざした志望校にめでたく合格して、満足している姿
あるいは、
友達と楽しく学校生活をおくって満面の笑みを浮かべて写っている姿
どのような姿で写っていたいですか。
今しばらく、考えてみてください。

写真に写っている姿、あるいは写っていたい姿を想いながら
自分のあるべき姿、なりたい自分を想像してみてほしいのです。

限られた三年という時をどのように過ごすかは、みなさんがたの想像力にかかっています。
これは、須磨学園のスローガンである「TO BE MYSELF:なりたい自分になる」
という目標に向かうためのひとつの方法論でもあります。
私達ひとりひとりが想い描くことを実現するために、
それぞれの想像力がどれほど貴重であることかを深く認識してほしいと思います。

全てのことはこの想うということから始まります。
みなさん、
夢を想うときに、
どうか、僕には駄目だろう、私は出来ないと思わないようにして下さい。
そう思ってしまうことが前に進もうという可能性を止めてしまいます。

これは、保護者の方にお願いです。
お子様が話される進学や将来への希望について、
どんなことであっても、
どうか、肯定的に暖かく励ましてさし上げていただきたいのです。
「それはいいね」
「できるよ」
「だいじょうぶだ」
その言葉を聞くだけで、心の底から力が湧いてくるような気がするのです。
須磨学園は、私たち教職員は、全力を挙げてそれをサポートします・

でもしかし、
この不景気のなか、
世の中には、この可能性を、夢を凍らせてしまう空気が漂っています。
そういう空気を感じたとき、どうか一瞬でもいいから息を止めて
そういう空気を吸わないでほしいのです。
それは、とかく挫けてしまいそうになる自分に対する励ましでもあります。

今、世界では戦争が起こっています。
イラクだけではなく他にもいろいろな所で、戦争や争いは行われています。
私たちは平和な社会で、自分自身の幸せを求め、
自分の道を進むための勉強をすることが許されています。
そういったすばらい環境に感謝してください。
そして、自分のあるべき姿を見出してください。
また、ひとりひとりが平和な世界を思い描き、
その豊かな想像力で世界中が平和に向かうことを信じ、願ってほしいのです。

「想い、願うこと。」
それが自分の夢、また、世界中の人々の夢を実現させるための
最も大きな原動力なのではないかと考えています。

みなさんのご健闘を祈ります。

 
第1学年団紹介。先生方も少し緊張している様子?! 学年部長挨拶


学年部長挨拶
1学年部長 山本義雄


 新入生の皆さん、並びに保護者の皆さん、本日は、ご入学おめでとうございます。
 ただいま紹介いたしました1学年の職員団を代表しまして一言、ご挨拶させて頂きます。
皆さん、いよいよ今日から高校生としての新しい生活がスタ-トします。先日実施いたしましたオリエンテ-シヨンでいろいろとお話いたしましたが、今日この入学式に当たり、特に次の3点についてお話します。

 まず第1に「すなおであれ」ということです。
 人間はどのように才能が優れていても、心がひねくれていては、すべてがゆがんで見え、不平や不満が絶えず、つまらないことに苦しみ悩むことになります。何よりもまず素直であることが原点、即ち出発点だと思います。

 第2に「目標」をもって自分が変わると言うことです。
 皆さんが卒業する3年後は非常に不透明で厳しい社会情勢になるでしょう。
 このことをふまえ目的意識をもつことがいかに大切であるかは今更言うまでもありません。、卒業後の進路を考える時、入学した今から自分の将来の目標を持つて毎日の生活に取り組むことが大切だと思います。目的意識を持つと言うことは自分自身を成長させることです。
 中学三年間、精一杯頑張った人もたくさんいるでしょう、また何かをやり残した人もいるでしょう。どちらにおいても、もう一度自分を見つめて下さい。もう自分を変えるところはありませんか、必ずあると思います。反省の上に自分を変え目標達成のために頑張って下さい。

第3に友情を大切にして下さい。高校時代の友人は一生続くとも言われています。その意味でもこの高校生活で、お互いに励ましあいながら向上させてくれる友人をぜひ見つけて欲しいと思います。

 次に、保護者の皆様にお願いを申し上げます。今日から3年間は人間形成に於て、最も大切な時期であると考えております。本校の建学の精神は「清く、正しく、たくましく」生き抜く力の育成です。私どもは、この建学の精神に基づき、日々学習面や生活面の指導を行いますが、これらのことは、ご家庭のご協力なしに出来るものではございません。そのためにも、どんな些細なことでもお気ずきの点が、ございましたら何なりと担任や、私どもにご連絡いただきますよう、ご協力よろしくお願いします。時にはご来校願ったり、家庭訪問をさせていただき、ご理解をいただくこともあるかと思ういますが。学校とご家庭が一致協力して、同じ方向で指導にあたれますよう、重ねてご協力をお願い申し上げる次第です。

 新入生の皆さん、私たち第1学年担当の職員は、今日皆さんの若さあふれる、希望に満ちた瞳に接し、気持ちを新たに皆さんと共に今日からの日々を送ってまいります。どうか今の気持ちを忘れず、明日からの高校生活で、学習やクラブ活動などに、中学生から成長した新しい高校生としての皆さんを私たちに見せてください。そして悔いが残らないよう、最後まであきらめず力いっぱい毎日の生活に取り組んで下さい。

以上簡単ではございますが、挨拶にかえさせていただきます。

 
さすが入学式。緊張した空気が体育館に広がります。 保護者代表挨拶


保護者代表挨拶
金本任代 様

 新入生の保護者を代表いたしまして、一言ご挨拶申し上げます。
 本日は、私どもの子供たちのために、このような盛大な入学式を挙げていただききありがとうございます。保護者一同心より感謝いたしております。
 子どもたちは、九年間の義務教育を終え、今日からいよいよ須磨学園高等学校の一年生になります。高等学校の三年間というのは、将来の進路を決める上で、大変重要な時期に当たると考えられます。子どもたちは、夢と希望を抱きながらも、様々な現実に直面して、悩んだり不安を感じたりすることもあるでしょう。どうか、そんな時こそ、子どもたちの力になり、宜しくご指導下さいませ。私どもも保護者として、学校との連携を密にし、先生方のご指導に協力しながら子どもたちの成長を見守ってまいる所存でございます。どうぞこれからの三年間、よろしくお願いいたします。
 簡単措辞でございますが、保護者の挨拶とさせていただきます。

 
入学式後は教室で、担任の先生から自己紹介とお話しがあります。 「中身をチェックしてと!」
 
担任の話しを聞く表情は真剣そのもの。”なりたい自分に絶対なるぞ”という気持ちが伝わってきます。 「これから一緒にがんばっていきましょう!」担任の先生の気持ちは伝わったかな。