誓いの言葉


 昨年と比べて一段と寒かった冬もようやく終わりを迎え、春の訪れと共に私たち須磨学園中学校2期生76名は今、卒業しようとしています。

 振り返ってみると、須磨学園での生活は行事やテストが多く常に忙しいもので、あっという間に過ぎ去ってしまったというのが正直な感想です。新しい生活に期待と不安を抱きながら臨んだあの入学式からもう3年が経とうとしている事に、ただただ驚いています。

 その3年の間には様々な行事がありました。たくさんの宿泊行事や文化祭、体育祭。特にアジア研修旅行で私は、集団における自分の取るべき行動、行く先々の土地にまつわる歴史や暮らし、文化などを体感することができました。またアジア研修旅行の中でもベトナムでの現地校交流では、メールアドレスを交換して今でもメールや誕生日プレゼントを交換する仲の友達を作る_とができました。

 個人的な事ではありますが、私は普段の生活で、勉強はもちろん、吹奏楽部での活動に励みました。その中で、プロの奏者に教えて頂いたり同じ舞台に立たせて頂いたりと、普通では考えられない経験をたくさんさせて頂きました。また定期演奏会や学校行事など、演奏する機会にも恵まれ、充実した部活動でした。部活動をする事自体が初めての経験だった私にとって、吹奏楽_のような厳しい部に入って活動するのは非常に大変でしたが、先輩方や先生方の支えと自分の吹奏楽をやることへの意志で何とか中学校卒業まで続けることができました。

 この様な恵まれた須磨学園の環境の中で中学校生活を送ることができたことを有り難く思うと同時に、このような環境作りをして下さった理事長先生・学園長先生を始めとする諸先生方やこの学校に通わせて下さった父・母に心から感謝します。本当にありがとうございました。

 これからも、私たちはこの須磨学園にお世話になります。高校では、今まで以上に勉強に励み、志望校に合格して「なりたい自分」に少しでも近付けるように精一杯努力したいと思いますので、御指導をよろしくお願いします。
 以上で、簡単ではありますが誓いの言葉とさせて頂きます。



2008年3月19日  卒業生代表 浜口まどか